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バージョン互換性

Trace Kernelでは、アプリ本体のバージョンとは別に、API仕様とワークスペース保存形式の互換性を管理します。

ダウンロードページでは、各リリースにApp VersionAPI GenWS Genを記載します。WS GenWorkspace Genの略です。利用中のworkや.trkファイルへの影響は、主にAPI GenWorkspace Genで判断します。

App Versionは、Trace Kernel本体のリリース番号です。

意味
1桁目ベータ版か正式版前かを示す。正式版前は0、正式版は1以降
2桁目機能追加、仕様改善、利用体験の改善
3桁目不具合修正や小さな調整

例として、v0.9.0はベータ版の機能追加リリース、v0.9.1はそのパッチリリースです。

API Genは、work内で利用するAPI仕様の互換性を示します。

API Genが同じリリース同士では、基本的に同じAPI仕様として扱えます。API Genが上がる場合、関数名、引数、戻り値、注入条件などが変わり、既存workのコード修正が必要になることがあります。

API互換の問題は、ワークスペース保存形式と異なり、自動修正できない場合があります。そのため、API Genが変わるリリースへ更新する場合は、リリースノートのAPI変更を確認してください。

Workspace Genは、.trkワークスペース保存ファイルの互換性を示します。

Trace Kernelは、古いWorkspace Genで保存された.trkファイルを開く場合、自動マイグレーションする方針です。ワークスペースJSONの構造が変わる場合でも、利用者が手作業でJSONを書き換える運用にはしません。

.trkロード時には、ファイル側のWorkspace Genと、起動中アプリ側の対応状況を確認します。マイグレーションできない不整合がある場合は、アプリ側でエラーとして表示します。

重要なワークスペースを扱う場合は、更新前に次の点を確認してください。

  • 現在利用しているTrace KernelのApp Version
  • 更新先のAPI Gen
  • 更新先のWorkspace Gen
  • リリースノートにAPI互換へ影響する変更があるか
  • 必要に応じて旧バージョンの実行ファイルを入手できるか

Trace Kernelは自動アップデートを行わず、各バージョンの実行ファイルを配布します。作業中のワークスペースや既存workへの影響を確認したうえで、利用するバージョンを選択できます。

バージョンごとの変更内容は、リリースノートに整理します。